2022年度中京大学男子ラクロス部の主将を務めました、前田竜輝と申します。
日頃より多大なるご支援を頂いてるOB・OGの皆様並びに保護者・関係者の皆様、誠にありがとうございます。
皆様のご声援のおかげで2部優勝、1部昇格そしてFINAL4へ進出することができました。この場を借りて心より感謝申し上げます。
10月2日にFINAL4にて名古屋大学に敗れ、中京大学ラクロス部を引退しました。
1年前、22EAGLESが始動するときに立てた目標「FINAL4突破」を達成することができず、1年間指導してくださったコーチの方、応援して頂いたOB・OGの皆様、保護者・関係者の皆様、そして22EAGLESのみんなには申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ただ、4年間という長いようで短い学生生活の中で、かけがえのない仲間と出会えたこと、最高の仲間とラクロスを続けられたこと、たくさんの思い出を作れたこと、嬉しく思います。
文章を考えるのは苦手ですが、自分なりに4年間の思い出と感謝をこの引退ブログに綴ります。拙い文章ですが、最後まで見てもらえると嬉しいです。
僕は入学ガイダンスの座席の右側が通路だったので、左隣の牡丹駿太と話すしかなくて、初日からずっとしゅんたと一緒にいました。話す人がいなくて一緒にいたんじゃなくて、単純にめちゃくちゃ面白かったから一緒にいました。(4年間ずっと一緒におる)
部活を決める時期になった時に、入りたい部活はなかったけど、面白いやつと一緒に部活したいと思ったので、誘われても無いのに「しゅんたと同じ部活入るわ!」って言ったのを覚えてます。始まりは完全にノリと勢いでした。しゅんたはメンバーが良いという理由でラクロス部を選択し、僕のラクロス生活が始まりました。今思えば入学ガイダンスの日に「一緒にご飯食べても良い?」って勇気出して言って良かった。笑
新しいスポーツ、新しい環境に飛び込んで、右も左も分からず、ただがむしゃらに練習していました。全然上手くいかなかったけど、全てが新鮮で楽しかったです。最初だけは。
僕はラクロスに対する向上心がありませんでした。
高校までやっていた野球部に入れなかったことへの未練もあったし、メンバーで選んだが故にラクロスへの熱量が小さかった。部活は休んでなかったし、昼の自主練にも毎日行ってましたが、それは"ラクロスを上手くなるため"ではなく、"仲の良いみんなに会いに行くため"だったと思います。
部活は楽しかったけど、練習は楽しくなかった。そんなんでは上手くなるはずもなく、フレキャン、夏合宿、サマーリーグと活躍する事ができずにチームに迷惑をかけていました。その当時は、12月のユース交流戦でも結果出なかったら辞めようと思ってました。
そんな中途半端な気持ちで部活を続けていた僕に"ゴーリー転向"という大きな転機が訪れました。ちょうどATに挫折してたし、チームのためになるなら、とゴーリー転向を決意しました。
もちろん最初はパスもキャッチもできなかったけど、ショットを止めるだけで褒められる、それだけでチームに貢献できることにやりがいを感じるようになりました。
また、こうすけさんが下手くそな自分にも一から熱心に教えてくれたことが本当に嬉しかったです。頭がイカれたヤバい先輩なのでゴーリーをやる前は関わらないようにしてたけど、頼れる先輩だったことに気付きました。次第にこうすけさんみたいになりたいと思うようになりました。
この時から向上心が生まれはじめ、ラクロスに触れる時間が増えました。
たくさん指導してくれたこうすけさん、シュー練に付き合ってくれた同期、先輩方、本当にありがとうございました。ゴーリーに転向するという決断が正しかったと思えるのは、みなさんのおかげだと思います。
ゴーリーを始めて4か月が経って、少しずつ出来ることが増えてきたころにコロナで活動停止になりました。そんなに長くならないと思っていたけど、結局4ヶ月半ぐらい再開できませんでした。部活始まったらだるいな~と言いつつ、なんだかんだほぼ毎日壁当てに行ってくれた大将、たか、たまにりんたろう、本当にありがとう。部活が無くて退屈な日々が続いてたけど、壁当てに行き始めてからの生活は本当に充実してて楽しかった!みんなといっぱい遊べてよかった!
実はこの休止期間中の5月くらいに太志さんから「自分たちの代の副主将をやってほしい」とお願いされました。最初は何を言っているか分からなかったです。
まだ入部してから1年しか経ってない上に1つ上の代の副主将を任されるなんて、、。
何をすればいいのか、自分が務まるのか、、、考えても考えても想像できなかったです。
やりたくはなかったけど、嫌でもなかったし、どうせ誰かがやらないといけないなら自分がやろうと思い、その場で引き受けました。
何をすればいいのか色々考えましたが、副主将どころか幹部すらやったことがなかった自分には何も分かりませんでした。
チームのことを第一に考えて、本気で中京を変えようとしていた太志さんは本当に尊敬しかないし、ただ付いていくだけの日々でした。
太志さんを全力でサポートしたい、その一心でした。
しかし、21EAGLESは入替戦で敗れ、2部降格という形で幕を閉じました。
めちゃくちゃ悔しかったです。試合に負けたことはもちろん、副主将として1年間何も出来なかったことがめちゃくちゃ悔しかったです。
1年間、肩書きだけの副主将だったと思うと同時に、こんなんで主将が務まるのかと不安が募るばかりでした。
22EAGLESが始動するまでの1週間ひたすら考えました。
自分がやるべきことは何か、自分に出来ることは何か、チームに求められているものは何か、主将の理想像は何か、こんな答えのない疑問に答えを見出そうとしていました。
当時の僕は、主将になったからにはしっかりしないと、完璧にならないと、と気負いすぎていたように思います。
1週間考えた結果、頭の中が整理され、覚悟が決まりました。
僕がやるべきことはただ1つ、”ラクロスが楽しいと思える環境を提供する”これが主将としての目標になりました。
これは雰囲気を緩くするという意味ではなく、ラクロスを楽しむ中で互いを刺激し合い、相乗効果によりチームを強くするという意味です。
僕はどちらかというと、太志さんみたいに強いチームを作るには、組織力を上げないといけない、中京の部活としての在り方を見直さないといけないという思想の持ち主でした。
しかし、その考え方は22EAGLES、特に、自由な人が多い19世代には合っていないと思い、楽しみながら勝てるチームを目指そうと決意しました。
僕が自分の考えのままに厳しい部活、堅苦しい雰囲気の部活を目指していたら、チームはバラバラになっていたと思います。ある意味、この1年間で一番変わったのは僕だったように思えます。
自分がやってきたことが正しいかどうか、チームの期待に応えれたかどうか、主将として引っ張っていくことができたかどうか、分かりません。
自分の性格上、悩みがあっても他の人に助けを求めることができずに1人で抱え込むことも多かったです。周りと協力すればもっと出来ることがあったという後悔もあります。
だけど、他を圧倒して2部優勝したこと、1部のチームに勝ってFINAL4に進出したこと、なにより、僕が主将を務めた1年間、誰も部活をやめなかったこと(新入生は除く)、この結果を見ると、僕がやってきたことが少しは報われたような気がします。
楽しいことよりも辛いことの方が多かった1年ですが、僕は22EAGLESの主将になれて良かったです。幸せでした。
この経験は間違いなく僕の人生の財産です。こんな主将についてきてくれて本当にありがとうございました。22EAGLES最高!!!
すいません。この時点でかなり長くなっていますが、今までお世話になった方々への感謝を綴らせて下さい。
コーチの方々へ
ぐっしーさん本当にありがとうございました。ことあるごとにぐっしーさんに電話をして様々なアドバイスを頂いていました。いつも的確なアドバイスありがとうございました。19世代は少し話しづらい雰囲気があったと思いますが、持ち前のコミュ力で距離を詰めて、リーグ戦前にはめちゃくちゃ良い雰囲気が出来上がっていました。ぐっしーさんがコーチで本当に良かったです。太志さんは、社会人1年目、コーチ1年目で大変な時期だったと思いますが、忙しい中でも練習に来てくださってありがとうございました。太志さんは主将の時からチームのことを第一に考え、チームのために行動できる素晴らしい人間です。それはコーチになっても変わっていませんでした。本当に尊敬しています。今後とも中京をよろしくお願いいたします。
先輩方へ
16世代は直接的な関わりはあまりなかったですが、僕たちは16が創りあげた中京をみて入部を決めました。19BISONSの雰囲気がとても良くて最高で、先輩方がみんなキラキラしていました。たまに一緒に練習した時に熱心に教えて下さってありがとうございました。嬉しかったです。南山に勝った試合は本当に痺れました。19BISONS以来のFINAL4に進出することができて嬉しく思います。
17世代は本当にラクロスが上手い方が多くて僕のプレーの基盤になっています。20EAGLESの”東海制覇”という目標を本気で達成できると思ったし、すごく楽しみでした。しかし、コロナの影響により不本意なシーズンになったこと、残念に思います。内部分裂しながらも最後まで残ってくださった方には感謝しかないです。雰囲気は怖かったですが、話せば優しい17はギャップがあって好きでした。
18世代は本当にお世話になりました。こんな僕に皆さんの代の副主将の任せてくれてありがとうございました。何も出来なくてすいません。でも皆さんと21EAGLESを創ることができて嬉しかったです。18はみんな揃って”2部降格させてごめん”と言っていましたが、僕らの方こそ、プレイヤーが5人しかいない中で、力になれなくてすいません。むしろ、皆さんが色々教えてくれたおかげで今の僕らが在ります。皆さんのおかげでFINAL4まで行けたと思うので本当に感謝しています。8割ぐらいタメ口だし、生意気な後輩ですが、本当に尊敬しています。特にいとけんは今でもちょくちょく連絡くれるので、職場に友達いなくて相当困っているんかなと思います。またご飯行きましょう。
後輩へ
主将ということで話しづらかったと思うけど、最後までついてきてくれてありがとう。後輩の育成は難しくて、全然教えてあげられなかったけど、リーグ戦でみんなが成長している姿を見ることができて本当に嬉しかったです。最後のミーティングでも言ったけど、人数が少ないからこそ、みんながチームのために活躍できます。チームに必要ない人は一人もいません。自分には何ができるかを考えながらプレーしてください。考えてプレーするだけで爆発的に成長スピードが変わります。4年生が抜けて上手くいかないことも増えると思うけど、ラクロスに前向きなみんななら大丈夫。来年もFINAL4出れる。そして俺らが果たせなかった”FINAL4突破”を果たしてくれ!応援しています!
スタッフへ
僕たちは切り替えが出来なくて練習中にダラダラしてしまうことが多くてイライラさせてしまったと思います。それでもチームのためにサポートしてくれたスタッフには感謝しかありません。プレイヤーだけでは何もできません。スタッフのサポートがあっての22EAGLESだったと思います。忘れっぽくて、適当で、能無しの僕でしたが、マネージャーのみんなが肝心なところでサポートしてくれたので本当に助かりました。中京の最強トレーナー陣のおかげで、トレーニングやケアのメニューは全て任せきることができました。僕は、主将というポジション柄、スタッフと話す機会が多かったにも関わらず、直接感謝を伝えられませんでした。この場を借りて感謝します。本当にありがとうございました。
同期へ
感謝してもしきれません。4年間ラクロスを続けられたこと、今の僕があることはみんなのおかげです。僕は1年生の頃、空としゅんたとかと毎日バカな事やって、キモいストーリー上げて笑っていましたが、副主将を任せれるようになってからは、しっかりしないとという想いからそういうことが減り、つまらない人間になっていたと思います。そんな僕でも最後まで主将として慕ってくれて、文句一つ言わずについてきてくれて嬉しかったです。みんなに必要とされる事が僕の主将としてのやりがいでした。同期が面白いからという理由で集まった人たちの主将になれて幸せ者です。毎日昼練行って、アフターして、壁当て行って、ジャンケンして、ビリヤードして、ボウリングして、温泉行って、BBQして、コテージ行って、プール行って、飲み会して、、、全てが僕の思い出です。卒業してからもたくさん思い出作れたらいいなって思います。これからもよろしく!大好きやで!
両親へ
このブログを見るか分かりませんが、お母さんとお父さんには本当に感謝しています。野球を10年間、ラクロスを4年間続けさせてくれてありがとう。特にお母さんは、高校の頃、毎日朝早く起きてお弁当作ってくれたり、試合の時は送り迎えをしてくれて感謝しかないです。野球、ラクロスと、ほとんどの試合を見に来てくれて嬉しかったです。お母さんのおかげで頑張れました。これまではたくさんわがままを言ってきましたが、これからは少しずつ親孝行をしていきます。今まで本当にありがとうございました。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
中京最高!22EAGLES最高!23EAGLES頑張れ!!!
#2 前田竜輝
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